怒りの下には悲しみがある アンガーマネジメント入門講座

お母さんがとても怒りが強くて困っているというご相談は多いです。
でも、お話を聞いていくと怒りの下にはこどものことで真剣に悩んでいることが伝わってきます。
しっかりとお話を受け止めて、深いところをさぐっていくと
こどもについての心配や不安の感情があらわれてきます。
「こんなことで、こどもはこの先大丈夫だろうか」
「周りの人に迷惑をかけてしまう」
「私の育て方がまちがっていたのか」
そういうお話をしてくださるようになると
感情的な怒りではない繊細なこころの部分が表現されるようになります。

アンガーマネジメントでは「怒り」を二次感情ととらえています。
いきなり、「怒り」が発生するのではなくて
「怒り」がわき上がる前には
「悲しさ」「さみしさ」「むなしさ」「心配」「疲れ」などの一次感情があって
それらの感情が積み重なってあふれた時に「怒り」があらわれてくるといいう考えです。
自分の「怒り」を感じた時に自分の「怒り」の下にある感情に気づいてみる
そして、まずそこにある「一次感情」に気づき受け入れ、ケアをする。
それで「怒り」をわきあがらせるのを防ぐことができる場合もあります。

気がつかなかったり、抑えられていた一次感情を大切に取り扱うことで
「怒り」のエスカレートをとめていくことができます。

でも、そこで
「怒らなかったら子供はどうなってしまうのか」という気持ちが新たにわいてくるかもしれません。
決して子供の行動をすべてうけいれることではありません。
親として「叱る」こと、「指導する」ことはもちろん大切です。
でも、感情的に「怒る」時、こどもに伝わるのは「怒られた」という感情の部分が大きくなります。
「怒られた」内容ではなくて、「怒られたこと」で
こどもの怒りもエスカレートしていったりしたらますますこちらの意図は伝わらない可能性があります。

「うまくいっていることはそのまま続けていく
でも、うまくいかない時はそのやり方は止めるかえていく」
という言葉があります。

自分が怒ることが効果があがっていなくて困っている。
なんとかしたいけれど一人では、むつかしい。

と、悩んでいる方がいたら
二つのおすすめがあります。

①アンガーマネジメント入門講座で「怒り」の取り扱い方を学んでみませんか
そもそも「怒り」って何?から初めて、まずは怒りをストップさせる方法を学ぶことができます。

1月20日(土)都内で開催します。
詳細、お申しこみついてはこちら

 

②個人のカウンセリングセッションを受けてみる
お一人お一人のお話をじっくりうかがいながら心の整理のお手伝いをします。
しっかり話を聴いてもらうと落ち着きがでてきて少し客観的にご自分を振り返ることができます。
また、個別にアンガーマネジメントをお伝えしたり、
怒りではなく「叱る」効果的なコミュニケーションも考えていきます。
もしかしたら、子供への怒りの背景には他のストレスもかかわっているかもしれません。
怒りのエネルギーを別の形で活用することもできるかもしれません。

 

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