今が幸せならいいのです。 カウンセリングの取り組みはいろいろ

カウンセリングのテーマとして 何を優先させていくのか
この取り組み方実はいろいろあります。
自分の悩みの原因はわかっているけれど
それに真っ正面からむきあうのは相当なエネルギーがいると思うこともあります。

たとえば、母娘の関係に悩んでいる方
「母との関係が苦しい
母とのつらかったこれまでをなんとかしたい」
だから母との関係のワークをしたい。
もちろん、それを尊重します。

今の仕事や対人関係の苦しさが 母の影響なのなら
母娘の関係をカウンセリングしていきます。

しかし、ちょっとだけ確認もします。
今の体調はどうですか?
お仕事は安定していますか?

その時、体調をくずして仕事もやすみがち
という状態なら
先に 仕事に安定していけることを
日々の生活が落ち着いて送れるようになるこを
当面の目標にすることもあります。

今の気持ちをしっかりとお聞きしながら
そこは充分うけとめながら

「生活のリズムを整える工夫。
自分がほっとできるリラックス法。
職場のストレス対策をたてる。」
こともあわせて考えていきます。

そうしているうちに
「職場にいけるようになり
収入も安定してきて家から独立できて
家から離れたら、家事も忙しく母のことも考えなくってきた。
交際相手もできて けっこう幸せ
もう、母のことのカウンセリングは必要なくなりました。」

という形になることもあります。
そう、今が幸せならそれが一番です。

過去の問題は過去のこととして少し離れることができるのなら
今は今の幸せを大事にするというのもひとつの選択

別の流れもあります。
「いろんな事が過去にあったけれど、トラウマだと思うけれど
そのことは今は話したくない。
現在、困っている具体的なことを話したい
という場合もあります。
たとえば 人とのコミュニケーションがむつかしい
心身の不調をなんとかしたい。」
それも尊重します。
今のあなたがとりあげたい課題をとりあげていきます。
でも、回数を重ねているうちに その流れでも過去のつらかった話、トラウマになっていること
顔をあらわすこともあります。

その時も
・話す準備ができてきたからあらわれてきた。
・今の当面の問題に関連して話す必要があって現れた。
・話すことで解き放たれるためにでてきた
と、いくつかありますがそのプロセス(流れ)に従います。
どの場合もそのことを深く掘り下げる必要はないことがほとんどです。
パズルのピースの最後の一片がはまり全体が完成するには必要だったという
イメージには近いかなと思います。

カウンセリングで何をとりあげるかということ
こんな風に人により状況により様々です。

でも、どの流れも尊重されます。
その流れを感じて、流れにそっていくカウンセリングが
やはり効果をあげているように思います。サンシャインのカウンセリングのイメージ画像