カウンセリングを支えるのは「共感」と「希望」

一年の初めに自分のカウンセリングスタイルを振り返ってみました。
私は幅広い分野の人たち(働く人、女性、児童、家族)を対象としています。
カウンセリングの現場も(産業、官庁、学校、市民相談、個人カウンセリングルーム)
と多様です。
沢山の方たちとお会いしています。
年齢も6歳位から80代の方まで色々です。

そんなに広い守備範囲で大丈夫ですかと
気になる方もいるかもしれませんが

それに関しては今はあまり心配しなくなりました。
カウンセラー歴 20年近くなります。
のべ1万件以上のカウンセリングを行ってきました。
経験からくる知恵もあります。
更に常に最新の心理学等を学び続けています。
今も、定期的にスーパーバイズもうけています。
教育分析として自分のワークも重ねています。
また、自分には臨床的直感というものが備わってきて
カウンセリングに必要な範囲で必要なことはかなりそろってきています。
だから、どんな分野でも、その場で求められることには対応できることが多くなってきています。

また、私のカウンセリングでのテーマで多いのは
人間関係等のストレス、うつ、トラウマ関連が多くて、分野は別でもはテーマとしては共通ということもいえると思います。

確かにそれらが大切です。

さらに
カウンセラーとしてやっていく私の大きな強みを自覚しだしています。
それは「共感」と「希望」です。

経験が即、役にたつということではないとは理解していますが
やはり、多様な人生経験や臨床経験はクライエントの方の様々の悩み、苦しみを
その方に近い立場でその気持ちを「共感」して聴く力にはなっていると思います。
その「共感」が、クライエントとの信頼関係になり、更に深い感情を表したり癒やされたり、落ち着いて自己理解へとすすんでいく事につながっていくことが多いようです。
もうひとつのキーワードは「希望」です。
お一人お一人の話が重い物だったり、苦しいものだったり、時には闇夜の中にいるように感じる時もあります。
カウンセラーである私はそのことはしっかり受け止めながらも
その先の「希望」の光をみることもしていきます。
たとえ、はるか先で小さな小さな光でも
その光の先に道は開けていると信じることができます。
その光をみているので、
今、起きていることが全てではない。一つの見かただけではなく
「何か大切なことも今起きている、それは未来の希望に続いているのでは」
この視点をもちながらクラインエントの方によりそい、伴走しています。

様々な心理療法も活用していますが
私のカウンセリングの特色はといわれれば
「共感」と「希望」を大切にしたカウンセリングといってもいいかと思っています。
この希望を持ち続けるという姿勢が言葉を換えればプロセスを信頼し続けるということで
私なりプロセスワークの視点のカウンセリングだなあとやはり思います。

アンガーマネジメントのイメージ画像