こどもに怒りがとまらない時① 子育ての悩み

子供におだやかにやしさしくしてあげられる親でいたいのに
気づいたら、いつも怒ってばかりになっている。
怒りかたも段々エスカレートして感情的になってしまっている。
ところが、そんなに怒っても、子供はいうことをきかない。
ふてくされたり、泣き出したりはするけれど
かんじんの怒ったことが伝わらない。
また同じことを繰り返すので
また、怒ってしまう。すぐに怒りのスイッチがはいってしまう。
怒っている自分も気分が悪い。

そんなことが繰りかえされているとしたら、親にも子供もストレスがたまりつらいですよね。
どうしたらいいでしょうか。
色々な対処法が考えられますが
まずは、「今までうまくいかなかったやり方は見直してみる」ということを
おさえてみましょう。
うまくいかない時にその方法を強めていこうと考えがちです。

でも、今までも一生懸命がんばってきたのではないですか。
そこまでがんばってきたのだから、その方法が役にたつなら、少しでも成果はあがってくるはずです。やってもやってもうまくいかないなら、一度そのやり方を手放してみませんか。

「強く怒って、子供の問題を変えようとすること」このやり方がうまくいっていない方法という事になります。
もちろん、怒ってしまうのには理由がありますが
そのひとつは、親自身がストレスをためているということです。
心の中に感情をいれる大きなコップがあると思ってください。
「夫婦の問題、親や姑との関係、職場の問題、あるいは疲れすぎ」そんなことで
そのコップに「悲しい、苦しい、つらい」そんな感情がたまっていったとします。
コップにそういうマイナスの感情がたまっている時に
子供がかたづけない、宿題をしない、手伝わないなどの行動をとると、
それをみて
もう、それまでもマイナスの感情でいっぱいの心のコップが
怒り!という感情になってあふれだしてしまいます。
今まで、たまっていたストレスと一緒にでてくるので
強すぎる怒りとなってしまうのです。

まず、自分に日頃ストレスがたまっているということと、
どんなことがストレスになっているのか、気づいていきましょう。
気づくだけでも違うのです。
子供に対してだけの強い怒りと思っていたのが少し落ち着き
自分の他の感情にも目がむきます。
すぐに解決できないことも多いと思いますが、
自分のストレスと、こどもへの強い怒りとつながっているという仕組みを理解できます。
できれば、自分のストレスについて、信頼できる人に話してみてください。
身近に相談相手がいなければカウンセリングもご利用ください。

そして子供が今、いうことをきかないという怒りには
今の目の前のことだけではなく、こんなことで将来どうなるのか
他人へ迷惑をかけるのではないかというこれからの事への不安、心配が
重なっていることが多いようです。

将来が心配になるというのは本当によくわかるのですが、未来はまだ、おきていないことです。
また、そんな時に、未来のことを考える時には、良い流れを考えることは少なくて
悪い方に悪い方に考えがちです。
今、目の前のことだけなら、少し落ち着くこともできるようです。
それから、過去の経験を重ねるということもあります。
前もこうだったという過去の怒りが重なると怒りは強まっていきます。
こちらも、今、目の前におきていることだけでに焦点をあてた方が
怒りはトーンダウンできるようです。

・自分のストレスに気づく、ためすぎない。
・今、目の前にお気いることに気持ちをむける

このことについて少し心がけてみませんか。
そうはいっても、ひとりではなかなかむつかしいと言う時には
どうぞカウンセリングをご利用ください。

次のブログでは
今、かっとなってしまっている時にどうやって怒りを落ち着けていくかについて
アップしていきたいと思います。

子育て、不登校の悩みについては こちらの記事も参考にしてください。→こちら

カウンセリングの料金、利用方法→こちら

個人セッションのお申し込みは→こちら

アンガーマネジメントのイメージ画像