子育ての悩み こどもに怒りがおさまらないとき② アンガーマネジメント

こどもに強く怒りすぎることで悩んでいませんか。
この悩みは多くの親が持っている悩みでもあります。

もちろん、きちんと「叱る」ことは大切ですが感情的に「怒る」ことと「叱る」ことは違います。
おこったことで、こどもが反省して態度を変える事ができたのなら良いのですが
効果がなくて
ただ、親子でいやな思いをするだけなら、「怒りのだし方」ちょっと考えてみると良いのではと
思います。

前回のブログをまず見てください。
こどもに怒りがおさまらない時① こちら

親の怒りが強くなりすぎることのしくみやまず気づくことの大切さが書いてあります。

そうはいっても、今、目の前でこどもが ぐずったり、片付けなかったり、宿題をしなかったり
約束を破ったりすれば イライラしたりかっとなるのは無理ないことです。
後で後悔するかもしれないとわかっていてもとめられないこともあります。

そんな時に、少なくとも感情的にかっとなって怒らないための
いくつかのヒントをあげてみましょう。

アンガーマネジメント「怒りで後悔しないための方法」から

実はかっーとなるのは、脳の怒りのスイッチが入るから。
怒りを感じた時に動物の本能としてアドレナリンという物質がでてきます。
身体があつくなったり、心臓がどきどきしたり手が震えるのはこの物質のせいなのです。
これは、強いストレスを感じた時にでてくるホルモンの一種です。
この時には思考力や判断力が低下してしまいます。

でも、この衝動的な怒りのピークは6秒といわれています。
6秒たつと少しおちついて理性的な考えができるようになります。
ということで、とにかく怒りを静めるためには

6秒まちましょう!

そのためにはどうすればいいのかお伝えします。
いくつかの方法があるので自分にあった方法を使ってくださいね。
もちろん、6秒は以上できればもっと効果はあがります。
でも、6秒だけでいいと思うと取り組みやすいですよ。

1.呼吸で落ち着く
軽く鼻から息をすってゆっくりと少しづつ鼻からでも口からでもいいので息をはきましょう。
ポイントはゆっくりと、そしてはく息を長くです。
おなかをへこます感じでできればさらにいいですね。身体にたまった怒りのエネルギーを少しづつ
はきだしていくようなイメージです。
その時は、頭の方はちょっとお休みです。「息をすう、息をはく」
そこに気持ちをむけます。こころの中でとなえてもいいですね。

2.数を数える。
とにかく気持ちをそらせるために、数をゆっくりとかぞえます。
1,2,3,4,5,6と数えます。
6秒たちますね。声をだしても心の中の声でも大丈夫です。
また、それではすらすらで、あっという間ということなら、数を逆にかぞえたり、更に100から
3とか6とか引いて数えるという方法もあります。

3. 自分の気持ちをしずめる言葉をかける
これは少し、準備がいります。日頃から、自分の気持ちを落ちつかせる言葉をみつけておきましょ
その言葉を、かっとなった時に自分にかけてあげてみてください。
たとえば、「大丈夫、大丈夫」とか「なんとかなるさ」「まあ、いいか」「もう、後は野となれ
山となれ」とかなんでもいいのです。おまじないでもいいし、「あっかんべー」とかでもいいんで
す。ちょっと落ち着くための言葉なので、時間かせぎと思ってください。
でも、これが習慣になるとこの言葉で反射的におちついたりできます。
怒りの言葉の前の呪文のようにとなえてみましょう。

4.グランウンディング
次から次へとわきあがる怒りをストップするために、今、目の前のことに気持ちを集中します。
ちょっと首をまわしてきょろきょろしてみてください。机の上のノートに目がむいたらその
色、形、材質をよく感じてみます。「赤い、長四角、なんかつるつるしている」目がレポートして
くれるので、頭の中の怒りがちょっとストップしてくれます。
足が床にふれている感覚をじっと感じてもいいです。

他にも怒りを鎮める方法は色々あるのでまたの機会にご紹介します。
アンガーマネジメント講座を受講していただければ 更に具体的にお伝えできます。

ひとりひとりのお困りのことや状況にあわせての個人カウンセリングもおすすめです。

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