連休あけのこどもの不調 子育ての悩み

新緑の美しい季節ですね。
10日間という例をみない大型の連休も終わります。
親子でのんびりしたり
お出かけしたり、
日頃できないことにチャレンジしたり
有意義な時間をすごせた方が多いと思いますが

長いお休みに子供と一緒で疲れてしまった。
イライラとすることも多かった。
子供とでかけられる状況でないのでつらかったというお声もききます。

本当にお母さん、お父さん、お疲れさまでした。

そして、明日からこどもたちは また学校に通いますね。
ピカピカのランドセルの小学一年生を始め、進級や進学の4月から
はりきって毎日元気に通学している子供が多いと思いますが
中には、しばらくするとおなかが痛いとか頭が痛いとか朝、ぐずる子もでてきます。
これは無理もないことです。
入学進級は、大きな変化の季節です。新しい環境の始まりなのです。
新しい学校、新しい教室、新しい先生、新しい友達、新しい学習。
全てが新しいことです。
まちのぞんていて、はりきっていても、新しい環境になじむにはかなりエネルギーがいります。
知らず知らずのうちに、疲れをためてしまいます。
「変化」はストレスの大きな原因といわれています。
楽しみにしていた新年度で、がんばっているのに
なんだか、段々元気がなくなる。

今年は、更にようやく慣れたところでの長いお休みから
学校生活のリズムをとり戻すのに
少し、苦労するお子さんもいると思います。

朝、起きれない。おなかが痛い、頭が痛い、ない、などの不調としてあらわれることもあります。
病院にいっても特に問題ないといわれたときには

身体が発するサインとらえることもできます。
疲れたからちょっと休みたい、テンポをおとしたいということを伝えていることもあります。
でも、こども自身にもそんなことはわからないし
理由としては
「お友達がいじわるをした」「先生がこわい」「勉強がわからない」
などということもあるかと思います。
確かに、そういう具体的なことが原因のこともあるので、
訴えはきちんときいてあげて、学校と相談していくことも大切ですが
どうも、それでも、はっきりしない。元気がないという時には
早めに少しゆっくりさせてみたらどうでしょうか。
疲れていると、日ごろは気にならないようなことがこたえることもあります。

そんな時には
ペースをおとしてのんびりしたり休息の時間を多くとるようにしてみます。
放課後の時間はゆったりすごす。
お茶を飲んだりおやつを食べて落ち着いた時間をとる。
(この時に学校の話をゆっくりと話してみてもいいですね。)
落ち着いてほっとできるように
できたことはほめて、がんばっていることは励まし、うまくいかなかったことには残念な気持ちに共感してあげましょう。

夜は早めに休む。
そして、できれば土日はイベントごとを控える。
「楽しいことも疲れます!」
新しい疲れを重ねないようにしましょう。環境の変化になれてから
元気になったら次のチャレンジやイベントを計画する
そんなことからはじめて様子をみてみましょう。

ここで気になるのは他の子との比較。
みんなは元気にしているのだから、この子だってできるはず。
そんなゆっくりしていたらおいていかれてしまうのでは。

その心配は当然なのですが
環境の変化になれるのには、やはり個人差があると思います。
疲れやすさも個人差があります。

この環境の変化を全く苦にせず、すぐに慣れるお子さんもいます。
ストレスに強いか 感じやすいかという違いは
身長が高いとか低いとかのレベルの話なので優劣ではありません。
その子の個性です。
環境になれるのに時間がかかっても慣れてしまえば
どんどん元気になって活躍できる子もいます。

ちょっと元気がないなと思えたり訴えてきたら
今は、疲れをためすぎないように
早めに「変化というストレス」につきあえるように
無理ないペースを作ってあげられるといいですね。

まだまだ、新学期は始まったばかり
エネルギーを使い果たすことのないようにしていきましょう。

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