来談者中心療法・認知行動療法とは

来談者中心療法

カールロジャースが提唱した、カウンセリングの代表的な療法です。クライエントの話をカウンセラーが、しっかりと共感的に聴くということがなされます。積極的に傾聴します。話を受けとめるということだけではなく、クライエントの内的な世界も受けとめ、尊重するということになります。その時には、カウンセラーも自己一致した態度でいることが必要です。そのような時には、クライエントの内にある治癒力が引きだされて、回復や自己実現に向かうことができるといわれています。クライエントが本来もっている、問題解決への力への信頼がベースにあります。

認知行動療法

人のつらい感情やおちこみなどの気分は、人が物事をどう受けとめるかに関係しているととらえます。「人の感情や気分を、直接変えようとするのではなく、起きている事をどう受けとめているかに気づき、その認知や行動を変える事により感情や気分を変えていく」という療法です。
たとえば、会社の上司に挨拶をしたのに挨拶が返ってこなかったとします。その出来事を「自分が嫌われている」と思う人はおちこんだり、怒りを感じて、それが態度や行動に悪影響をおよぼすかもしれません。それに対して「自分の声が小さくて聞こえなかったかな」と受けとめたり、「上司も今日は調子が悪いのかな」と受けとめた場合は、気分は悪くならないですみます。そうなれば、次は大きな声で挨拶しようと思ったり、自分のやるべきことに戻れます。ストレスへの対処が上手にできるようになり、うつ病からの回復時にも力になります。カウンセリングの場面では、自分を不自由にしている自分の考え方に気づきより現実的で楽になる考え方、行動になるように一緒に取り組んでいきます。