プロセスワークをとりいれたカウンセリングについてご了解いただいたインタビューから構成しました。
内容はエッセンスが伝わるけれど個人特定できないように変更しています。
プロセスワークをとれいれたカウンセリングはこんな感じですという一例です。
A子さん
(専門的な仕事をフリーでしています)
①どんな相談でしたか。
仕事の評価は高いのですが、報酬がそれに見合ってっていないようで不満でした。
自分より実力の低い人が高い報酬を得ています。でも、自分からは値上げを言いだせなくてストレスためていました。
②どんなカウンセリングでしたか。
最初に最近、みた夢をとりあげてもらいました。
赤ちゃんが出てくる夢でした。赤ちゃんに強くひかれました
それで、自分が赤ちゃんになったような感じを味わっていたら
小さい頃から
母親からいわれていた言葉をはっきり思い出しました。
「たいしたことをしていないのだから得意になるな」
という言葉です。
私のしていることは価値がないと自分が深いところで思っていることに気づきました。「自分なんかたいした存在ではないから、高いお金をもらえない」
(セラピストが母親役になってもらって対話をしました)
「私のしていることを認めて」
「私には力がある」
とはっきり母親役にいうことができました。
今度は私は母親役になってみました。
母が私を心配している気持ちも感じましたが、同時に
私が実力をだして活躍することに
しっとしている母の気持ちも感じられました。
母は自由にやりたい仕事をすることはできなかったのです。
もう一度わたしと母親役のセラピストとむかいあいました。
「お母さんの生きられなかった人生を私は生きます!」
という言葉がでてきて、自分でも深く納得しました。
母もわかってくれるような気がしました。
③このセッションをどう現実にいかせますか
自分には力があるということを
まず、しっかりと自覚する。
そして自分の価格表を作ってみる。
それをもとに交渉してみたい。
でも、大事なのは、私には価値があると自分で思えること
それだけでストレスはへり元気になりそうです。
私のプロセスワークのセッションはもちろん、お一人お一人ちがいますが、こんな風に夢や身体の感覚を手がかりにします。
そして自分の中の声を聴いたり、自分に関係のある人とロールプレイを使って
対話をしていきます。様々の声と対話して深めます。
その中で、自分が腑に落ちる体験ができて、本当の願いを自覚していくことが大切です。
「自分には価値がないから低い評価でいい」と感じていらしたようですが
まだあまり自覚していなかったけれど
「私には価値がある。高い報酬を受け取れる人間」という自分がもう存在していたあかのようです。
それを自覚できなかったのは
小さい時の母親の「めだってはいけない。得意になってはいけない」の
言葉だったようですが
そのエッジともしっかり対話ができました。
自分の価値を正当に評価してもらるように更に仕事に励まれるご様子でした。
いつも思うのですがセッション開始と終了後では顔つきや声の調子の変かが感じられました。