職場のストレス、長時間労働による心身の疲労やメンタル不調からの
回復をサポートしてきた10年の経験から休憩時間について考えてみました。
産業保健の最近の色々な現場でのホツトな話題のひとつも休息時間の取り方です。
残業は減る傾向の中でも、仕事に集中したり忙しくて、長時間、全く休憩なしで仕事するということが気になっていました。
特にメンタル不調で休んでいて復職した方や、メンタル不調の予備軍のような自覚症状のある方には、休憩は必要だと思います。
短期的には成果はでても、長期的にはやはり疲れがでてきます。
一定の時間ごとに、少し休憩をとり、お茶を飲んだり、ストレッチをして身体を動かしたり、深呼吸をする、それらのことで心身ともにリフレッシュできます。
得に神経の疲労の回復になるようです。
朝は元気でも夕方にはぐったりということがあるようでしたら、疲労は蓄積しています。こまめな休憩は大事です。
短時間でもいいので習慣にしたいところです。
ちょっと一息いれることで、自分の状況のセルフチェックもできます。
仕事に夢中になっている時には自分の疲れ方にはなかなか気づかないものです。
そこで、今の作業を客観的にみ直す余裕ももてます。
いつも100%の力を使いきってしまわないように。
エネルギーの貯金をしておきましょう。
それが避けられない繁忙期や、突然のアクシデントを乗り切る力になります。
とはいえ置かれた環境や個人の状況も様々なのでそれぞれで、上手な休憩の取り方への現実的な対処法を考えてもらえればと思います。
それから休憩タイムはコミュニケーションタイムになるので
職場で共有できれば更にいいかなとも思います。
職場のメンタルヘルスにかかせないコミュニケーションの時間は
意識しないと作れない物です。
ほんの短い時間でもいいので
やっぱり大事にしてほしいなあとも思います。
短期の成果が大事なのは当然ですが
持続可能な安定した働き方を作っていきたいものです。