私たちは一環して同じ気分や考えでいられるかというとそうではないようです。
仕事や学校に行きたくない時
自分の中にいろいろな声が聞こえてきませんか。
①まずでてくるのは自分の体やこころからのサインのような声
「とっても疲れたから今日はいきたくない」
「いやな人に会いたくないからいきたくない。
あの人にあうのはこわい。」
「自分の苦手なことをしなくてはいけないから今日はいきたくない。
きっとうまくいかない。
失敗して迷惑をかける。恥をかく」
「他にやりたいことがあるから今日はいきたくない。」
などなど こどもの声にように聞こえる部分ともいえそうです。
②そうなると次にわきあがってくるのは、そんな自分をいさめるような声です。
「いかなくてはいけない」
「自分がいかなくてはみんなに迷惑をかける」
「いかないことで取り返しのつかないことがおきる」
「いかないとずるずるといけなくなる」
「自分は弱い人間だ」
なんだか小さい時に親や先生にいわれたような声みたいですね。
こちらの声はけっこう、大きくて強くてすぐにこの声に反応してしまいそうです。
ところがこの声に従いだすととどまるところがありません。
勢いにのって次々言葉が続きます。
「大事なのは努力、がんばることが大切」
「なまけてはいてはだめになる。あまえてはいけない。」
「みんなそうやってがんばってきた!」
ここまでいわれると最初の自然な心や体からきた声は
もう、負けてしまいますね。
そういわれると「わかりました。がんばります」
と、厳しい声に従っていきます。
それでがんばれる場合もあるでしょうが
抑えてしまった心の声は、今度は別のルートを使って
あらわれてきたりします。
それが体の症状です。
頭痛、胃痛、腰痛、せき、皮膚炎
いろんなところが調子が悪くなります。
体の症状が強くなれば
仕事にいくのはさらに大変になってきます。
もう、従わないけにはいかないことになります。
最初に聞こえたこころの声をもう少し尊重してあげれば
体の症状では、苦しまなくてもよかったかもしれません。
でも、批判的な声は強すぎて、自分が感じているままの声は弱まってしまいがち
では、どう対処すればいいのか
ヒントをあげておきます。
批判者の声は強く聞こえますが
あきらめないで、すぐに受け入れないで対話をしてみてください。
たとえば
①の声が
「今日はどうしても体が動かない。疲れがたまっているから休みたい」
といってきたら、瞬時に
②の声が
「何言っているの、まだ、やらなければいけない仕事があるでしょう。
みんなに迷惑をかけないようにがんばりなさい」 聞こえてくるとします。
そこでちょっとふんばってみましょう。
①の声になって、あきらめないで②の声に話をしてみましょう。
「でも、今、無理して出勤して、後でダウンしてしまうと本当に仕事を投げ出すことになるから
そちらの方がみんあに迷惑をかけるよ。」
「自分の体のめんどうを自分でめんどうみられないと誰もみてくれないでしょう」
と対話してみるのです。
さあ、どうでしょう。
②の声は①の声の反論にちょっとたじろぐかもしれませんが
「たしかに、そうかもしれない。落ち着いて考えればそのほうがいいかもしれない。
あなたが、元気で働けることが私の願いでもあるから」
と、耳をかたむけてくれる可能性もあります。
今までの習慣があれば、それはそんなに簡単なことではないかもしれませんが
一見、批判者の声が強すぎてあきらめてしまいがちですが
批判者の中にはもとはあなたを心配した声も入っていたりします。
今のあなたが感じている心の声とあなたも成長していることを
落ち着いて話すことができれば耳を傾けるかもしれません。
どうでしょうか
自分の心の声が聞こえてきたときに
すぐに自分の中に批判者ができてきてその声をうちけそうとすることがある時
どの声も大事にして対話をしてみるという方法です。
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