新しい学年が始まって1学期の折り返し地点ですね。
運動会や郊外学習などの行事もあって
元気に学校生活を楽しんでいる子もいるでしょう。
でも、新しい教室、先生、級友になれるのに
少し時間がかかっている子もいるかもしれません。
他の子に比べて行動のペースが遅かったり
あるいは、落ち着きがなくて困っている子もいるでしょう。
新しいクラスで気の合う子ができなくて
さみしがっている子もいるでしょう。
他の子と同じようなことに興味、関心を示せない子もいるでしょう。
運動が苦手で運動会の練習をいやがっている子もいます。
そんな我が子をみていると
本人がつらいだろうなという気持ちと同時に
他の子はできているのに自分の子だけなぜ?と思ってしまいがち。
更に、先生や周囲の人からも
「〇〇ができていないからがんばりましょう」
「もっと力がだせるはずですよ」と指導や励ましがあると
それは、わかっているけれど
親子でがんばっているのだけれど
どうしてうまくいかないのかと
がっかりしたりもします。
そうなると少し肩に力が入っていて
余裕もなくなりがち。
そんな時には、ちょっと深呼吸して周りの景色を見回してください。
同じところだけみていると視野が狭くなっていきますよね。
ちょっと視野をひろげてみましょう。
確かにお子さんの苦手なことや
うまくできないこともあるでしょう。
他の子とはペースがあわないこともあるでしょう。
でも、必ず良いところもあるはずです。
できないことはいやでも目にはいるけれど
それをみつけてみませんか。
たとえば得意なものがあるならもちろんそれが良いところですね。
ものすごく興味があってその分野のことなら
集中できるなたそのこと
でも、特別なことでなくても
気持ちのやさしいところがある。
絵が好き
ゲームが得意
お料理を手伝ってくれる。本をよく読む。
動物をかわいがる。
好奇心が強い。
根にもたない。目がくるくるしてかわいい。
などなど広い範囲にひろげれば、色々良いところでてくると思います。
そうか、こんないいところも持っていたんだ
今は、めだたないことでも
これからこのいいところの芽が育って花を咲かせるかもしれない。
まだ、小さな芽だけれど大きな成長の可能性はあるんだ。
そこに気づいてあげると
ちょっと大人も落ち着くのではないでしょうか。
苦手なことをがんばるのももちろん大事なことですが
励ます時に
「あ、この子には良いところもある子なんだ。」
と、思っているとちょっと安心感もでてきてそれがお子さんにも
伝わるのではないかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。