キャリア教育でストレスマネジメント、アサーティブの授業

福祉、保育の学生への「アサーティブネス」「ストレスマネジメント」の授業実施しました。

12月は二週間にわたって、児童教育の学生対象の授業をさせてもらいました。
将来は福祉や保育、教育の仕事にたずさわる意欲にあふれた若い学生さんが対象です。

キャリアデザインというコースの中で
「アサーティブ」と「メンタルヘルス」の講座を
うけもちました。
100人くらいが大教室に集まってくれました。
将来、保育や福祉、教育の分野では大変やりがいのある社会的にも大切な仕事ですが
同時に、その仕事に特有のストレスもあります。
残念ながら李離職率も高いようです。

せっかくがんばって希望をもって就職された後に
健康で、やりがいをもって働き続けることができるために役にたつような
ストレスやコミュニケーションの知識やスキルを学んでもらうことが目的でした。
普段は社会人対象の研修がほとんどで、最初は、ちょっと緊張しましたが
講義が始まるといつもの私のペースになりました。
今回はワークしてもらうのは難しかったけれど、伝えたいことは
沢山ありました。どういう状況で役に立つかが見えていたのて私からのメッセージを具体的にはっきりと
したものでした。

アサーティブコミュニケーションは初めて聞いたという方がほとんどでした。
アサーティブではコミュニケーションのスタイルを
「受け身」「攻撃」「アサーティブ」とわけるのですが
自分がどのスタイルを普段自覚することにより
新しいコミュニケーションも使ってみるということにチャレンジすることをすすめます。
もちろん、「受け身型」も「攻撃型」も今までなじんできた大切なコミュニケーションではありますが
人間関係でいきずまる時には、「アサーティブ」(自分も相手も尊重しながら自分を表現するコミュニケーション)を知っていて
活用できれば より良い関係づくりに役立ちます。
またグレーゾーンのハラスメントの予防にも役にたちます。
ハラスメントの実態としてはグレーゾーンのものが多いです。

 

メンタルヘルスのセルフケアとして
感情労働にもふれ
仕事のオンとオフをつけること。
ためこまないで、リフレッシュできる時間をとること
生活リズムを大事にする、睡眠をしっかりとることの大切さもお伝えできました。

その効果もあったのか、アンケートは本当にたっぷりといただけました。
中で多かったのが、就職前の今、この授業をうけれてよかったという感想です。
きっと役に立つと思うという声か圧倒的でした。
色々と不安な事が多かったけれど、対処できる具体的な方法がわかってよかった。
今日から取り入れていきたいという声もありました。

私は、職場のストレスからうつなどのメンタル不調になった方のカウンセリングを多くしてきました。
その方たちが仕事につく前に
アサーティブコミュニケーションや
やメンタルヘルスのこういう知識を
もっていれば、ある程度は予防できただろうなあ
と思えることは本当に多いです。
だから今、伝えておきたいという想いが、今の研修講師としての私のモチベーションです。

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