夢の世界からのメッセージをさぐってみませんか。
夢占いや夢診断では
こういう夢はこういう意味をもつと夢から推理、判断していくことが多いですね。
プロセスワークの夢のワークは、夢を何かのシンボルと考えて意味をといていく夢診断とは
一味違います。
日常とは違う次元の夢を味わいながら、夢のメッセージを理解して生かしていきます。
それは一人一人違うその人固有のメッセージです。
詳しくみていきましょう。
まず、夢にあらわれている全てのものを自分の一部とまず考えます。
夢にでてくる登場人物はもちろんですが、物や動物、植物、建物など全てが自分と考えます。
自分に近いものは自分が今、より意識している存在です。
そして自分に遠いもの、自分とは違うと日ごろは考えるものを
自分がまだ気づいていない自分(自分の潜在的な可能性、自分が自覚していいない力)としてみていきます。
その人や物の性質、自分が連想することからイメージをふくらませていきます。
時にはその人やその物になりきって、その人や物をしっかり感じていきます。
そしてそのエネルギーを自分が取り入れて生かしていくことで
まだ知らなかった新しい自分に出会うことができます。
夢がその扉の入り口になってくれたのです。
具体的な例をあげてみます。(特定の人の事例ではありません)
Aさんには学生時代に苦手なB先生がいました。
Aさんは、繊細で、ひらめきのある人ですが周囲に気をつかいすぎて
言葉を飲み込んだり、自分を抑えるところもあります。
職場で会議の席などで自分の考えや提案もあるのですが、声の大きい人や主張の強い人に
話をとられたりして残念な思いをしていました。
そんな時に夢をみました。
Aさんには学生時代に苦手なB先生がいましたが
学生時代にこわかったそのB先生の夢です。
B先生ははっきりした人でまっすぐで、熱意もありますが声が大きくせっかちです。
Aさんは、授業中もB先生の時間は、とても緊張してしまいます。
そして、せっかくがんばって発表しても先生は、内容よりも
「声が小さいとか、はっきりしない」とか態度のことをいいだすので
更に緊張してしまい、あてられないようにと思っていました。
夢の中ではAさんは、がんばって自分の調べたことを発表していました。
教室のみんなは感動して聞いてくれていました。
それなのに、B先生はやはり「発表の態度がなっていない。そんな発表認めない」と
怒りだして、Aさんは途方にくれて悲しくて目が覚めました。
このままでは、怖い夢をみて「やはり私はだめだわ」ということにもなりそうです。
夢のメッセージとまではたどりつかないでしょう。
ということで
Aさんの怖かった思い、悔しかった思いは充分に聞いてから
その夢についてワークをしてみました。
まず、夢をゆっくりと語ってみます。
そして、夢のどこが、だれが 自分にとって一番気になるかさぐってみます。
自分とは違う、遠い存在と思っているのはB先生です。
B先生が一番印象に残ります。(そこにエネルギーがあります。)
B先生からの連想を聞いていきます。
学生時代のエピソードとともに
B先生については「はっきりした人でまっすぐで、熱意もありますが声が大きくせっかち」
と語られていきます。
次に、その はっきりした、まっすぐな熱意もあり声の大きな人になってみます。
B先生にならなくてもいいのです。
そのもっている性質をもった人になってみます。
「はっきりした熱意のある大きな声」の人です。
その人になって会議で提案したらどうなるでしょうか。
現実のように自信がなくてびくびくではなくて
落ち着いて話すことができます。
そんな自分に出会うことができました。
夢人物のB先生のもっているエネルギーを自分も取り入れて生きる
それが夢からのメッセージだったととらえてみます。
自分にとっては嫌な夢でも自分に生かせることができました。
こんな風にすすめるのですが
やはり最初から一人ではむつかしいワークかなと思います。
プロセスワークは体験していくのが一番の理解になります。
プロセスワークを取り入れた個人セッションであなたの夢を一緒にさぐっていくことができます。
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