強いストレスなどからうつ状態になってしまった時。
何かを決断するのがとても難しいことがあります。
それは、その方の力がないからではなくて
うつだから、エネルギーがなくなっているからです。
脳も疲れていて物事を決められなくなっているのです。
あるいは、どうしても悲観的になってしまい
悪い流れにそって決めてしまうこともあります。
でも、そんな時期なのに、そんな時期でも
いろいろと大事なことを決めるようにいわれることがあります。
仕事を続けるのか、休むのか
異動を希望するのか このままでいいのか。
もちろん、いつかは決断しなければいけないことが多いです。
でも、相手にせかされたり大切な事といわれると、直ぐに答えなければと思ってしまいがちになりませんか。
でも大切な事だからこそ心身不調の時には無理にすぐに決めなくてもいいのです。
そんな時に、
「今、決められません。少し考えさせてください。」
といって持ち帰ってもほとんどの場合大丈夫です。
でも、一度、決めてしまうと物事はそちらの方にすすんでいきます。
だから、言葉に出す前に
持ち帰って主治医と相談して返事するのもありです。
大事な事だからこそ自分のペースで
ゆっくりと落ち着いて考えたり
信頼できる人に相談してみてください。
あせらないで大丈夫です。
でも、もしその場で決断してしまって、
後から後悔してしまっていたらそれはそれでしかたがないのです。
その場では、せいいっぱい誠実に答えをだしたのです。
でも、後悔があるようなら、
もう一度
「あの時は、心身が不調な状態で返事をしてしまいました。
落ち着いて考えると違っていました。」
とか
「あの後、主治医に相談してみたら、主治医の意見は違ったので
変更したいです。」
と申し出てもいいかと思います。
自分を大切にしてみてください。
