トラウマとは何かの辛い出来事(災害、事故、医療処置、虐待、犯罪、いじめ) によってできる心の傷です。こどものトラウマはこどもから訴えることがむずかしい場合が多くわかりにくい場合があります。トラウマはおこった出来事その物よりそのことにより圧倒され、神経系に影響を受けることが原因で、身体と心のつながりを失ってしまいます。
こどものトラウマはいわゆる問題行動として現れます。
- 感情のコントロールができない。すぐに怒りだしてしまう。
- 不眠、悪夢で熟睡できない。
- こわがり、無気力、ぼおっとしている。落ち着きがない。なげやり。
こういう状態が現れると周囲からは「困った人」とみられがちですが、子ども自身自分ではどうにもできず「困っている」のです。
こういう行動に対して「トラウマ」を受けた影響ではないかという視点をもってみることが、まず必要です。
子どもの受けるトラウマとしては(災害、事故、医療処置、死別、離別、愛着の問題、いじめ)などがあります。
こども自身が訴えることはなくても、気がかりな点があって、そういえばストレスの原因があったと思いあたることもあるかももしれません。
トラウマかなと思ったら周囲の理解と支えが必要です。身近な大人が子どもの状態を理解して安心、安全な関係の中での暖かいサポートが大切です。その働きかけで回復していくことも多いと思います。
しかし、大きなトラウマ、長期のトラウマにであったり、子どもの受けとめや環境などにより回復がうまくいかないこともあります。そういう場合は専門家によりトラウマに焦点をあてたサポートが必要になってきます。専門的なケアはセラピストと安心な関係を築いてから子どものペースを大切にゆっくりとすすめていきます。こどもにはストレスからの回復の力(レジリエンス)があると信じてサポートしていきます。
カウンセリングオフィスサンシャインでは SE™という身体の気づきを大切して促す方法を中心として子どものトラウマケアを行っています。
ゆっくりお話を聴いたり、遊びやアート(粘土や絵)ごっご遊びなど子どもの興味や発達に合わせてゆっくりと回復をうながします。
また、保護者の方が不安をへらし落ち着いた存在でいられるようなサポート、こどもへの関わり方について一緒に考えるための親へのカウンセリングも行っています。
(参考 「こどものトラウマセラピー」浅井咲子)
18才未満の児童へのカウンセリング料金 (保護者の方の了解が必要です)
対面 50分 8000円
Zoom 50分 8000円